こんな木造も!?三内丸山の遺構復元工事

丸喜齋藤組は、これまで様々な仕事をしてきましたが、今回ご紹介する施工事例の竣工写真は、これです。

え?何も無いのではないかと思われるかもしれませんね。よく見てください。丸喜齋藤組の大工の手によってつくられたのは、これです。

ここは、青森県の縄文遺跡である三内丸山遺跡の敷地です。その遺構の復元工事です。どのようにしてできるのか。その工事様子をご覧ください。

見本がこれです。

三内丸山遺跡は、今から約5,500年前(紀元前3,500年)くらいのものからあるそうです。なんだか化石っぽく見えますね。今回、丸喜齋藤組の大工が挑むのは、これをつくるという仕事です。

まず材料ですが、樹種はクリやサワクルミなどです。これにクサビを打って加工しやすいようにします。

ノミで粗削りをして、大きさと形を整えていきます。

カタチになってきました。ここまで削り出すだけでも大変です。

これ、適当に削っているように見えますが、実は図面がしっかりありまして、図面通りの部材を削って作っているのです。これがなかなか難しい作業です。

各部材が出来たら、それを配置してみます。どうでしょうか?これだけだと少しきれいすぎますね。

表面をバーナーであぶって炭化させます。この炭化層をつくることによって、耐久性を上げる効果があります。

さらに表面に耐久性を持たせるために保護塗料を塗ります。

はい。完成です。

それを現地に搬入して、設置します。

表面を整えてできたのが、最初にお見せしたこの竣工写真です。

木造と言えば、木造ですが、建築かと言われれば、建築ではないですね。

三内丸山遺跡にお越しの際は、見てみてください。縄文時代の遺跡だと思ってたら、すみません。実は、弊社の大工による復元された遺構だったのです。

わ、ショック!!知らないほうが良かった。w

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