木造建築は、建物が軽く地震に強いことに加え、断熱性にも優れた構造です。さらに設計の自由度が高く、住宅だけでなく倉庫・事務所・施設など非住宅にも活用できます。まるきの木造では、青森の豪雪・寒冷地条件に合わせた木造建築を、設計・施工の両面からご提案します。
目次
木造建築のメリットは何ですか?
木造の魅力は「木のぬくもり」だけではありません。
構造としての合理性があり、住宅にも非住宅にも向く建築方法です。
木造建築には主に次のようなメリットがあります。
- 建物が軽く、地震時の負担が小さい
- 断熱性が高く、寒冷地でも快適性を高めやすい
- 設計自由度が高く、改修・増築にも向く
- 工期を組みやすく、地域材の活用もしやすい
木造は地震に強いのはなぜ?
木造は鉄骨造やRC造に比べて建物が軽く、地震時に建物へ加わる力(慣性力)が小さくなる傾向があります。
また、木材には“粘り”があり、揺れに対してエネルギーを吸収しやすい特性があります。
もちろん、地震に強い家づくりのためには
- 耐力壁の配置
- 接合部(金物)の設計
- 基礎・地盤の計画
など、総合的な耐震設計が重要です。
木造は断熱性が高い?
はい。木材は熱を伝えにくい性質があり、木造住宅は断熱計画と相性が良い構造です。
ただし、木造=必ず暖かい、というわけではありません。
快適性を左右するのは、
- 断熱性
- 気密性(すき間の少なさ)
- 換気計画
- 窓の性能(サッシ・ガラス)
です。
丸喜齋藤組では、青森の暮らしに合う断熱・気密・換気の考え方も含めてご提案します。
木造は住宅だけでなく倉庫・施設にも使えますか?
はい。木造は住宅だけでなく、倉庫・事務所・店舗・施設など非住宅にも活用できます。
最近は「木造倉庫」や「木質化(内装木質)」の需要も高まっています。
木造非住宅では、用途・規模に応じて
- 防火・準耐火
- 構造計画(大スパン)
- 結露対策
- 維持管理性
まで含めた計画がポイントになります。
豪雪・寒冷地で木造建築をする場合の注意点は?
青森のような地域では、全国標準の設計では不十分なケースがあります。
特に重要なのは次の3点です。
1) 雪対策(屋根・落雪・雪庇)
屋根形状、雪止め、落雪位置、除雪動線まで含めた計画が必要です。
2) 結露対策(壁内結露・窓結露)
断熱・気密・換気のバランスが崩れると、内部結露の原因になります。
3) 凍結・耐久性
配管凍結、外部材料の劣化なども踏まえた仕様選定が重要です。
木造は燃えやすい?防火面は大丈夫ですか?
木材は燃えないわけではありませんが、建築基準法に基づき
地域や用途に応じて「防火」「準耐火」「耐火」などの仕様を選定することで、安全性を確保できます。
「木造だから危ない」のではなく、
用途・規模・地域区分に合わせて適切な仕様を採用することが大切です。
まるきの木造の考え方
木造建築は、設計・材料・現場施工が噛み合って初めて性能を発揮します。
私たちは、豪雪・寒冷地の地域条件を前提に「長く安心して使える木造」を大切にしています。
木造倉庫・非住宅木造などのご相談も、お気軽にお問い合わせください。
オーナー様にとってのメリット
コストメリット
RC造・S造に比べて、木造の方が建物全体の重量が軽いため、地盤改良などにかかる費用が安く済むケースが多く、建設コスト全体も抑えられるケースが多くなります。
減価償却期間が短い
用途によっては、減価償却資産の耐用年数が、RC造39年に比べて、木造の場合には、22年と短いため、資産税対策として有利になります。
木質によるリラックス効果
木材の調質性や、木の香りによるリラックス効果があります。お子さまからお年寄りまで、さまざまな年代の人に安心してくつろげる空間になります。
改修メンテナンスが容易
木造は、RC造と比べて構造がシンプルなので、特殊な工法でない限り、建設後の改修工事やメンテナンスがしやすいと言えます。日本で古くから残っている建造物が木造なのに残っているのは、そのような理由があるからです。
スタッフの満足度UP
木造・木質化の空間では、就業環境が向上し、働く人たちの満足度が向上します。また、人材採用率や定着率の向上にもつながります。
国策としての木造

日本の国土面積に占める森林面積は、約66%で、先進国の中では、有数の森林大国です。
その森林が、現在大変な危機に立たされています。
歴史を振り返ると、日本は、戦争によって多くの森林を失いました。他の資源に乏しかった日本は、多くの森林を伐採して木を資源として使用してきました。
戦後の日本は、失った森林資源を取り戻すべく、国策として植林してきました。今では、日本の森林面積約2,510万haのうち約4割にあたる1,000万haが植林された人工林です。
そうした先人たちの苦労があって、植林された杉やヒノキが50~60年の樹齢となり、建材として使用できる十分な大きさとなりました。しかし、これらが使い切れていないため年寄りの木が増え続け、それよりも若い木が育つことができなくなっています。それでは、持続可能な状況とは言えません。だから、これらの木をたくさん使っていきましょうというのが今の日本の考え方なのです。

平成22年5月 『公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律』
Q.木を伐採することは、環境破壊にならないの?
と思われるかもしれませんね。大事なのは、バランスです。そのために間伐するというメンテナンスが必要になります。
樹齢の大きい木ばかりが残っていると若い木は育ちにくくなります。
野菜を育てる時に畑に種をまいた後、間隔をつくるために間引いて育てることと同じです。
間引く(伐採する)ことによって、木の成長を促します。
また、木は炭素Cの塊のようなものです。ですから、木を燃やすとこのような化学式になりますね。
C + O2 ⇒ CO2
ですので、森林が燃えてしまうと大量のCO2(二酸化炭素)が大気に流失して、地球温暖化につながります。これは、地球環境に良いとは言えないと思います。
しかし、木は育つ過程において、大気中のCO2(二酸化炭素)を吸収し、自分の中に炭素Cを蓄えます。
CO2 ⇒ C + O2
だから、大気中のCO2(二酸化炭素)を減らして、炭素Cを木材としてストックし、更にその木材というストックを建物というストックにしておくことによって、炭素Cを蓄積し大気中に放出しないことが地球環境にやさしくなると言えます。
当社の木造技術

弊社は、1945年の創業当時から、大工の技術とともに成長してまいりました。今では、木造の構造体はプレカットが主流となっていますが、弊社では、墨付け、手刻みによって加工することもできます。その技術によって、プレカットでは不可能な難しい加工も可能としています。
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